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なぜ個人事業主は開業届を提出しなければいけないのか

2021/05/01
個人事業主になると開業届を提出しなければなりません。
今回は開業届についてまとめています。
▼開業届とは
開業届は、個人事業を始める際に税務署に提出する書類のことで、正式には「個人事業開業届出・廃業届出等手続」といいます。
提出しなくても罰則などはありませんが、義務となっており、提出期限は開業日から1ヶ月以内です。
▼なぜ開業届を提出するのか
開業届を出さなくても、法的に罰せられることはありません。
なぜ開業届を提出するのかというと、以下のメリットがあるからです。
■青色申告が出来る
開業届を提出すると、確定申告時に青色申告ができます。それにより最大65万円の控除を受けられます。
所得から控除を引いた額に税金がかかるため、節税になります。
■赤字を最長3年繰り越せる
青色申請を行えば、65万円の控除だけでなく、赤字を最長3年間繰り越すこともできます。
赤字が出た年の翌年は、赤字分を差し引いた利益に税金がかかるため、こちらも節税になります。
■家族分の給与は経費にできる
こちらも青色申請することで得られるメリットなのですが、家族経営や事業を手伝っている家族がいる場合、
給与を経費として扱うことが出来ます。
■法人口座が開設できる
事業を展開していくと、取引先や業者とのやり取りで口座を使うことがあります。
個人の口座を使用していると、個人の口座で管理する規模の会社だと思われ、信頼が下がることがあります。
屋号付き銀行口座を作る事で、信頼を得られ、仕事用とプライベートのお金を分けることが出来ます。
▼最後に
開業届を提出すると、青色申請ができることが1番のメリットかと思います。
個人事業主でまだ開業届を出されていない方は、是非参考してみてください。
会計や確定申告についての疑問や相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。